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interview

上通を語る!スペシャルインタビュー

インタビューの様子

上通の魅力を
タレントの田中洋平さんに
インタビューしました。

  • 上通商栄会会長 田原 誠也
  • メガネの大宝堂 布田 善久
  • タレント 田中 洋平

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*

住む人が紡いできた生活や歴史を感じる、温かみがある通り

「上通」はどんな所?印象をお聞かせください。

田中
上通といえば、古いものがしっかり残っているイメージ。それでいておしゃれでポップな文化もあって、その両方が共存しているイメージがあります。老舗も結構ありますし、通りからちょっと横に入ると昔の庭園やお寺の雰囲気があったり。繁華街の一つなのでもっと都会化してもおかしくないと思うんですけど、城下町の名残や雰囲気、プライドがあるのが熊本らしい。熊本人としてうれしく思うし、非常に面白い場所だなという印象がすごくあります。そして老舗のお店の店主の皆さんって、代々ずーっとそこに住んでいらっしゃる方が多いですよね。お二人も、ずっと上通に住んでいらっしゃるでしょ?何代目ですか?
タレント 田中 洋平
田原
4代目です。
布田
僕も4代目です。
田原
生まれも育ちも上通ですね。お店のシャッターを開けて、「行ってきま~す!」って学校に行って。学校から帰ってきたらお店の中を「ただいま~!」って入っていって。3階の自宅の鍵をもらって、鍵を開けて、勝手にうまかっちゃんを食べてました(笑)。
田中
自分でせなんけんですね(笑)。
田原
商売をしていると、お店を閉めた後に夕食を食べるので、時間が遅くなるんです。食べ盛りは腹が減るので、夕方のおやつとしてうまかっちゃんを(笑)。
田中
遊び場所って、あったんですか?
田原
白川公園や、上之裏にあった駐車場で野球をしていました。小学校のころだから40年前ぐらいなんですけど、今ほど車が通っていなかったので、余裕でできたんです。八雲公園(蓮政寺公園)でも遊んでいました。昔、なぜかあそこに蒸気機関車があったんです。先頭車両だけボーンって置いてあって。あと、野球をしている時に「鶴屋に当たるとホームラン」って言ってました(笑)。
上通商栄会会長 田原 誠也
田中
そういった、皆さんが紡いできた生活や歴史を感じるので、温かみがある通りという印象を受けるんですよね。
田原
私たちは、そういう思い出があるから上通に対して愛着があるんです。むしゃんよう言うなら「自分を育ててくれたまち」みたいな。
田中
僕は生まれ育ちが山都町(旧蘇陽町)で、高校から市内に来たので、僕の中で街なかは大都会のイメージ。圧倒されるぐらいの人や車、建物があって、下通の方はすごく近代的で都会の印象があって。そして上通に来ると、明るくて“昼の街”というイメージ。お日さまの光が入って、下は木れんがで舗装されていて、明るい雰囲気で。通りは程よい幅で、両脇に並ぶお店が遠過ぎず、近くて。おしゃれで、なおかつ温かい下町という雰囲気がありますよね。そしてラジオ番組などで上通の皆さんとお話しさせていただく機会がありますが、お話を聞くと、カルチャーショックを受けるぐらい面白い。
田原
僕たちの先輩は、熊本城の石垣ば登りよったらしい(笑)。
布田
坪井川で泳ぎよったとか(笑)。
田中
今じゃ怒られますけどね(笑)。でもそういう思い出がないと、愛情って生まれないですよね。そして、そういう先輩たちが、若い皆さんと一緒にやっていこうという空気をすごく出してくださってる感じがするんです。若い皆さんも先輩たちを尊敬していらっしゃるだろうけど、あまり怖がっていない感じがしていて(笑)。
田原
それは伝統なんです。僕たちの先輩もそうしてくださっていたし、やかましく上から押し付けるようなことはなかったんです。それをそのまま、僕たちもそうしているだけで。
田中
そういう土壌があるのはすごくいいなぁと思う。上通はそういう雰囲気が街に出ていると思います。
田原
それは、横の関係にも言えると思います。
布田
例えば同業のお店でも、いがみ合うことはなく同じ仲間っていう感じです。
メガネの大宝堂 布田 善久
田原
商売抜きの話をたくさんするので。仕事は仕事で置いといて、まちのことはみんなでやろうという雰囲気があります。